三、
木ずりの壁
「木ずり」とは、木材を格子状に組んだ壁を塗る前の下地の呼び名です。
「木ずり」は世界中にある工法の一つで、欧米でも木ずり下地に砂漆喰を塗っていた時代が長くあります。
壁を作る方法は幾多とありますが、2000 件以上の壁作りの仕事に携わってきた勇建は、愛知県にあるほとんどの建築工法を見てきたと言っても過言ではありません。
様々な経験を積んだ上で、勇建が考案したのが「木ずりパネル」を使った YSP 工法です。
日本では古くから壁の下地として、竹を紐で縛って格子状に組んだものを使ってきましたが、
勇建では奈良産の吉野杉を切り出しパネル状にした「木ずりパネル」を使用しています。
大学での破壊試験の結果、日本の建築基準法の中で「デザイン、断熱性、耐震性」を総合的に考えると、
木ずりパネルを使った YSP 工法が一番であるという答えに行き着きました。