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家の話

木の柱と土壁で出来ている勇建の家は、どのような特徴があるのでしょう?


職人が「住宅性能」や「安全基準」をテーマにお話しする、家にまつわるコラムです。
壁を塗る工務店
お客様の壁を塗りたくて創った工務店 勇建は 纐纈業務店の建築部門として創られた工務店です 本当にいい塗り壁は? コストは? 安心できる施工は? 現場で聞くお客様の声を基に 住まい手に取って本当にいいものを お客様の家に施工をしたくて勇建工業は設立されました 纐纈業務店で培った左官技術を基に  新築、古民家再生、再築、リフォームを どの工務店よりお値打ちに施工する工務店です。 永く・安心して・快適に暮らせる漆喰の家づくり 壁を塗ることはコストが高く成るように言われますが 実際にはそうではないのです  しっかりと下地処理され仕上げた漆喰は100年以上持つのです  家を50年維持するためにかかるコストを考えると はるかに塗り壁のほうがコストは安く ごみを出さないので地球環境にもいいのです 一般的な工務店は メーカーが作る既調合の材料に水を入れて練って施工します この材料が一番高く 特にペール管に入ったものは10年しか持ちません 材料を選ぶ前に職人を選んでみてはいかかでしょうか 職人の仕事 いい職人とは  人が嫌がること めんどくさいと思うこと コツコツ仕事をする人のことを言います 最近の現場では 職人が箒をもって 現場を掃除して 道具を片付け 毎日現場で コツコツ仕事をする姿が 少なくなってきています  勇建には6人の職人がいます 現場で掃除をし 土を練り 寝かせ 漆喰を練り 寝かせ 現場に持っていったら 大事にしている鏝で丁寧に仕上げています 日本の風土にあった伝統工法を継承していくことは 非常に大切なことですが 少ない面積を高額な値段で 施工をする人を職人とは言えません 当然左官だけでなく 大工、建具、畳、塗装、電気、設備、板金、瓦できる限り 職人の仕事を使って家創りをすることが 非常に重要なことだと考えています 地球環境への配慮 石油化学製品の使用を極力抑え、自然由来の資源・自然に戻る建材を使用し、次世代省エネ基準をクリアした家づくりで、地球環境の保全に貢献してまいります。 《具体的な取り組み:古民家再生・再築、海藻を使った漆喰・土壁の使用》
未来に繋がる勇建の活動
『SDGs(エスディージーズ)』とは、『Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)』の略称です。 『SDGs』は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標として掲げられ、世界中で人権問題や環境問題などに取り組む企業が『SDGs宣言』として各社の取り組みを発表しています。 当社でも、2021年1月1日に以下の通り『勇建工業 SDGs宣言』を発表しました。 当社は、美しい壁のある木の家づくりを通して、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、SDGsの達成に向けた取り組みを行なっていく事を宣言します。 永く・楽しく・快適に暮らせる家づくり 耐震性・耐久性に優れた、100年もつ家づくりを通じて、「地球循環型社会」へ貢献してまいります。 《具体的な取り組み:YSP工法の導入、自然素材と伝統の工法を使った職人作業の提案》 善い職人 事業や社内制度を通じて、親方が心を尽くして弟子を育てることで、健康でよい職場づくりに努めてまいります。 《具体的な取り組み:新人社員の高等技術訓練校就学》 地球環境への配慮 石油化学製品の使用を極力抑え、自然由来の資源・自然に戻る建材を使用し、次世代省エネ基準をクリアした家づくりで、地球環境の保全に貢献してまいります。 《具体的な取り組み:古民家再生・再築、海藻を使った漆喰・土壁の使用》 未来へ 子供たちへ、自然と触れ合うことの大切さを伝え、全ての人が健康な生活ができるように努めてまいります。 《具体的な取り組み:「おうちで泥団子プロジェクト」の実施、チルチンびとの地域主義工務店の会への参加》
素材の安全性
勇建では安心できる素材を使って家創りを行っております。 木材は吉野、岐阜、静岡、宮崎、広島、長野の国産のものを、 土壁は愛知県、京都でとれた土、 
漆喰は大分、群馬、広島、千葉産の素材を使っています。 

発酵環境に住まう
愛知県は粘土質の土が多く産出されるので、強度として弱くはないのですが、土壁の漆喰仕上げをする程には強度が足りません。 
土は発酵させると強度が上がる特性を持つので、勇建では壁を施行する際にまず土を発酵させます。 土壁が住宅の大部分を覆う家屋では、壁自身が発酵を続けるため、室内が発酵環境となり快適な住まいとなるのです。 愛知県の夏は高温多湿になり、非常にカビの生えやすい地域です。 カビは人体に有益なものもありますが悪影響を及ぼすものもあります。 水回りやキッチンから嫌な臭いがすることがありますが、原因はカビです。 せっかくきれいに掃除しているのに、嫌な臭いがするのは家庭を支える主婦にとっては非常にストレスですね。 カビが生えるとダニもわくので、アレルギーの元になるハウスダストも多くなりますが、発酵環境の住まいでは壁が呼吸することで空気が循環するので、カビが抑制され水周りの臭いも抑えられます。
呼吸する土壁の家
勇建工業の家は、土壁を多く塗ることで発酵環境を創りあげます。 土壁のメリットは、耐熱性、調湿性などたくさんありますが、 勇建が土壁にこだわる一番の理由は「人の5感に心地よさを与えてくれる」という点です。 ・土壁の家に入るととにかく静かです ・土壁は目に優しいです
 ・土壁の家は匂いがありません ・土壁の家は空気がおいしい とにかく空気が澄んできれいです ・乾燥しすぎないし温度変化もゆっくりで優しいです それは、発酵する土壁自身が呼吸をしているから。 人間は呼吸をしないと生きていけませんね、家も同じです。 発酵し呼吸する土壁は生きています。 呼吸する生きた家は、私たちの五感を満たし、寛ぎ以上のものを与えてくれます。 化学物質で創られた家はどんなにメンテナンスをしても寿命が短いのですが、勇建の生きた家は年月が経ってもメンテナンスをすることでまた蘇ります。 「生きた家」は私たちの寿命を遥かに超えて生き続ける、住み継ぐ家となるのです。
色と塗りで楽しむデザイン
日本に土壁が伝わったのは飛鳥時代と言われています。 この名古屋でも古くから土壁を使った住宅が創られてきました。 土壁の家は名古屋の気候風土に合った、夏に涼しく、冬は温かい家作りができます。

古来より土壁には様々な仕上げ方法があり、デザイン性を楽しめるのも特長です。 塗り方だけではなく、自然そのものの色を楽しむ色土も名古屋では多く産出されます。 色土を使った仕上げも勇建の家作りの楽しみです。
木摺の壁〜勇建のYSP工法〜
木摺は勇建が考えた工法ではなく、世界中で太古より使われてきた建築の工法です。 木摺壁は、土壁や漆喰を塗る下地として大変優れています。 
昔の小学校の木造校舎などにもたくさん使われていましたが、 耐震性に欠けていることが欠点でした。 勇建では大学で実験を繰り返して
、耐震性の高い木摺壁を開発しました。 その工法が勇建のYSP工法です。 吉野の杉を最適な隙間で木摺パネル化し、施工現場で組み上げて、 検査後に土壁を塗るのですが、 YSP工法は左官下地として大変優れ、耐震性が高く 真壁にも大壁にも対応できる素晴らしい工法です。
適材適所の断熱材
土壁を使った住宅にはどんなも断熱材でも使うことができますが、条件としては ・長持ちすること ・環境負荷の少ないもの ・性能の高いもの 以上の3つの条件を満たしているものを推奨しています。 断熱材は床、天井、壁に入れて施工します。 勇建の住宅の標準仕様では、次世代省エネ基準をクリアーしています。 
ご要望があれば、ZEH(ゼロエネルギー住宅)仕様にも対応できます。
土壁の耐震性
愛知県では住宅を建てる際に、耐震性が強く求められていますが、 
建築基準法の整備と予知技術の進歩により住宅は安心できる状態になっています。 
しかし、施工管理と耐久性については法律で規制されていないのが現状です。 しっかりとした施工管理と耐久性の高い素材を使う必要があります。 勇建では施工管理をマニュアル化し 耐久性の高い桧を使い建築をしています。